貨物の鉄道輸送が徐々に復権しています。
JR貨物は全国ネットの唯一の鉄道会社ですがひところの苦境を脱し
環境にやさしいことを売り物に新しい展開を見せつつあります。
とはいえコストや利便性、安定輸送でトラックをしのぐことが必要です。
そこで貨車による混合輸送からコンテナに特化した輸送に切り替えつつあります。
その場合の切り札としては、IT化による人手の排除と効率化です。
どの荷物がいつどこにいるかを把握するため、IDタグとGPSを利用するのです。
��DタグはFRIDとも呼ばれるもので小さなチップに情報を記憶するものです。
GPSは人工衛星で位置を正確に把握できるものです。
つまりすべてのコンテナにIDタグを、貨物列車と荷役のフォークリフトにはGPSを取り付けます。
フォークリフトでコンテナを動かすときにどこでどのコンテナを積んだか、降ろしたかがわかり
一方列車の位置はGPSと列車からの衛星通信でセンターが把握するというわけです。
フォークリフトの運転手は自分のIDカードを貨物駅の端末に入力することで
どのコンテナをどの列車に積むかの指示をコンピュータから受け取り作業をします。
タグは全部で38万個に及ぶそうで、日本最大のタグシステムでしょう。
詳細は略しますが、貨物列車の予約方式の見直しとこのシステムにより
貨物列車ダイヤを十分活用し、満杯に近い荷物が運べるようになったということです。
以下は東京隅田川駅で見学させていただいたときの写真です。
フォークリフトとその上の2本のアンテナです。
GPSによる位置情報を送るアンテナと
積み込んだコンテナ情報をセンターに送る無線LAN用のアンテナがあります。
フォークリフトで読み込まれるタグ(小さな青色)で、全コンテナについています。
無電源ですがフォークリフトからの電波を受けて電源を作り出し、タグ内のデータを送り返します。
フォークリフトの運転手は貨物ホームごとに設けられたこのブースでカードを差込み
積むべき貨物の情報(コンテナ番号)を得て、フォークリフトのパソコンに表示させます。