熊野古道の旅

 

平成28年6月、中学の同級生たちと和歌山県の熊野古道に行きました。
62年前の修学旅行以来の大旅行で、古希記念の旅と称しました。
熊野に行ってみたいという人の声を受けて計画したわけですけれど、
同級会だからなるべく大勢の人に平等に声をかけなくてはならないし、
一方で、そんなの勝手にやれ、だれが行くものかとの声も聞こえるし、
さらには何日なら行けるがこの日はダメとか、結構難しいものでした。
そもそも熊野古道の坂道を77歳の老人が、そろって歩けるものなのか、
事故でも起こらねばと、いざ実行となると心配もつきませんでした。
4名以上、6名も集まればいいか、と内心では思っていたのですが、
男性6名、女性3名の参加がきまり、なんとか格好がついた次第です。
9名という数字はジャンボタクシーの定員で、その点でもぴったりでした。
和歌山は遠方なので、年金暮らしにはお金もかかるし時間もかかる。
2泊3日、東京からでジパングパスを使ってなんとか5.7万円で収まり、
ささやかな食事と宴会、そして旅行保険にも加入できた次第です。


行程は次のとおりです。
第1日目は、昼ごろ名古屋駅のホームに、茨城、東京、横浜、大阪から集まりました。
紀勢線特急南紀号は4号車を指定、ばらばらの切符予約でしたが、それなりに集合でき
13時に紀勢線3時間半で新宮駅、そこから雨の中バスで1時間、熊野本宮付近の川湯に着き、
ここで京都の別行動の二人と無事合流し、一日目のアプローチだけの旅を終えました。
夜は久しぶりの顔をそろえて、翌日があるのでささやかな宴会を楽しみました。
おそろいの帽子のはずがダイソーに3個しかなく、残りは黄色いタオルに化けました。

 いきなり川湯みどりやの宴会です。 熊野古道中辺路の作品です。 
  

第2日目はほどよい曇り。いよいよ古道を歩く日です。8時にホテルのマイクロバスで、
歩行開始地点の発心門王子まで送ってもらい、ここから中辺路の6.9�劼鯤發�ました。 
山歩きとはいっても、実は緩やかな下り坂で、それゆえに選択したコースです。
3時間半を見込んだところが2時間そこそこで熊野本宮大社に着いてしまいました。
昼飯は握り飯を熊野川岸で食べたかったのですが、地元蕎麦屋のざるそばになりました。
  
昼食後は熊野遺産センターと大斉原の鳥居を見学、2時に予約したジャンボタクシーに乗りました。 
新宮に着き、三大大社の一つ速玉大社、そして新宮城址、徐福公園をまわりました。
もう一つの目玉は神倉神社です。500段の急な石段なので登るのは6名だけでしたが
なんとか巨大な岩を祀る神社にたどり着きました。下りは冷や汗ものでしたが。
このころにはよく晴れて、新宮の町や太平洋が遠くまで見はらせました。
新宮駅からは紀勢線で30分の紀伊勝浦、ここから専用船で5分のホテル浦島につきました。
このホテルは4つほどの別館からなる大きなホテルで、海岸の洞窟風呂が目玉です。
ともかく古道を無事歩けた安ど感で、おいしいお酒をいただくことが出来ました。

熊野本宮大社です。        熊野古道(中辺路)です。 

  

速玉大社です           神倉神社です。
  

第3日目は曇り。最後の那智大社です。桟橋まで出て、再びジャンボタクシーに乗りました。
途中で熊野古道の一つ800mほどの大門坂を歩き、那智の滝、青岸渡寺(重要文化財)
そして那智大社と回り、これで熊野3大社をすべて参拝できたことになりました。
貸切タクシーのおかげでクラスメートの一体感も味わえ、何歳か若返った感じでした。
皆さん元気に歩けたと、お世辞半分ですが、お互いの健脚ぶりをたたえあいました。
タクシーで駅前まで戻り、昼食、そして関西組の二人と別れて解散となりました。
東京駅18時10分着で、我ながら無理のない行程で、旅行保険には入っていたものの、
けがも急病もなく、「喜寿のよい記念になった」と皆に喜んでもらえたのが何よりです。


ホテル浦島の洞窟風呂です。        那智大社です。

  

那智の滝です。 国宝 青岸渡寺です。<br>
  


大門坂です。               熊野川です。
  


以上、こんなところで古希記念熊野旅行のご報告と致します。(2016年6月13日)


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