ドミノ
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友人の乾さんから、面白いウェブページを紹介していただきました。
乾さんの奥様が米国のお友達から知らせてもらったのだそうです。
ドミノあるいはカラクリ人形のように、次々と様相を変えるムーブメントは
コンピュータグラフィクス全盛の今日にあっては
いかようにでも作れるのかもしれませんが
実際に物理的な材料で実現しようとなると、大変な労力を要しましょう。
ところがこれは、ホンダの車の部品ですべて賄っているところが
すばらしいし見飽きないところで、まさに「げいじゅつ」の趣旨に合致します。
英語ではdomino tapping というのだそうですが
ドミノもしくはドミノ倒しというのでしょうか。正確にはわかりません。
日本ドミノ協会というところもあるようですが、もっぱら同形の牌だけを使っています。
以下のような英文が添えられていましたので(抄訳意訳拙訳で)ご紹介します。
イギリスで以下のようなホンダのコマーシャルが流れました。
すごい!ことは、どなたにもよくお分かりでしょう。
フィルムにコンピュータグラフィクスやディジタルトリックは全くありません。
リアルタイムで起こったこと、そのまま見ての通りです。
なにせフィルムの製作には606回の取り直しが必要でした。605回も失敗したのです。
全てのものを昼夜を分かたずセットし直し、3ヶ月を費やした結果、
フィルムコストは6百万ドルになりました。できあがりの時間はたった2分です。
ホンダはいつもブリティッシュテレビで、誰かを幸福にするためにたっぷりお金を使ってくれます。
だからいつものように上司はためらいもなく、予算も含めてサインをしたわけです。
世界には手作りのアコードが6台あり、そのうちの2台がこのフィルムのために分解されました。
それがご覧のカラクリです。
フィルムが出来上がったときホンダの現地トップは、
よくできたコマーシャルだとコメントしたのでしたが、
それがコンピュータグラフィックスではなく現実のアコード部品によるものだと知って、
イスから転がり落ちたというのも、あり得る話ではないでしょうか。
まずはクリックしてみてください。